- 天ヶ津峰 東林院 観音堂 -
寒い寒いと言っている間に春になった。
気温も急激に上がってぽかぽか陽気の予報。
まだ春の花は咲いていないと思うが、東林院の弥勒堂を見に行こうと天ヶ津峰へ。
 
御嶽神社から出発。
 
陰気な石碑の間を登って撫養石の急登を登る。
家内は風邪の後遺症がまだ抜けていないようで足取りが重い。
 
壊れた道標をすぎると御嶽神社奥の院。

色々な石碑が立つ奥の院にお参り。
 
御嶽山の噴火はショッキングな出来事だった。
 
今日は東尾根を登ることにする。
 
厳しい山道を登ると展望所に着くがガスで何も見えない。
 
アセビはまだつぼみ。
東の展望所が出来ていた。
 
下山道分岐を越えて東尾根からヤギの水飲み場コースへ。
 
しばらくトラバースの道を進む。
ヤブツバキが咲き始めていた。
 
スミレはまだ蕾もない。
ヤギの水飲み場到着。
 
5頭いたヤギは2頭に減っているらしいが、その2頭も姿が見えない。
MTBの男性が下っていった。
 
ヤブツバキはまだ花が少ない。
 
一登りで天ヶ津峰頂上へ。
ここにもヤギ達は居ない。

アマノウズメを祀る天ヶ津神社にお参り。
 
少し休んでお猿の墓へ。
 
そのまま展望所に向かう。
クチナシの赤い実が目立つ。
 
カンアオイの花が咲いている。

剣ヶ峰頂上。
巨石のテーブルと椅子が円形に並んでいる。
とても重くて運べないと思うのだがどうやって設置したのだろうか。
 
展望所の石に座ってコーヒータイム。
春霞で眺望は悪い。

大谷川への直登路が綺麗に整備されているが、私達はまだ降りたことがない。
 
綺麗に整備された道を降りてまた登り返すとテーブルマウンテン。
男性二人組がやってきた。
暑いですねえとご挨拶。
つい先日までは「寒いですねえ」と挨拶していたのに。

みすみ山の三角点通過。
お腹が空いて足も痛くなってきた。
 
天笠山の展望所着。
木製のテーブルと椅子がなくなっていて陶器の壺の椅子が増えていた。

やはり霞んでいて眺望がないのが残念だ。
食事をしていると男性がやってきた。
なんとこの山の整備をしている方だった。
あの大きな石は埋まっているのを掘り出してバールで少しずつ動かして並べたらしい。
すごいなあ。
まだ現役で仕事をしているので、休みの度に整備をされているそうだ。
 
しばらくお話をしてからお先に下山する。
雨が降らないのでヌタ場もカラカラ。
 
落ち葉が深くて疲れた足に優しい。
 
高速道路沿いの長い階段を降りる。
 
トンネルを越えるとオオバヤシャブシの新芽が出ている。
ザイフリボクはまだ蕾もない。
 
東林院手前の民家の庭に福寿草のようにテカテカ光る花が咲いていた。
お住まいの男性からお声がけいただく。
ヒメリュウキンカという花らしい。
リュウキンカは山の湿地帯などで良く見かけるが種類は違うらしい。
 
東林院に到着。
消えずの火に手を合わす。

新しくなっていた
大谷焼創業者の伝万七の墓標。
墓標は大きな塔の右下の小さな石碑。

西開行者の像。
登山口の御嶽神社の開祖。
御嶽神社奥の院の山中に埋もれていたのを掘り出して、ここに設置したらしい。
 
種蒔大師にお参り。

薬師如来にも。

去年完成した弥勒堂。
去年はまだ観音像が祀られていなかった。
女性の浄財で建設された観音堂は、

 
重要文化財 木造弥勒菩薩坐像 檜の寄木造り、像高96cm、平安時代後期作、平成14年6月26日指定

弥勒菩薩をこんなに身近に拝むことが出来るのはありがたい。
 
新しいトイレも併設されていた。
 
宇志比古神社に立ち寄る。
 
随神門を潜って階段を登ると拝殿。
本殿は戦国時代に建てられて県下で一番古い
 
随神
 
お参り後、山沿いを通り高速を潜って進むと大谷川が大規模に掘られている。
生い茂っていたくさや樹木もなくなっている。
 
舗装路歩きは足が痛い。
疲れ果てて駐車場着。

総歩行距離 9.4km
累計標高差 ±664m
総行動時間 6時間19分
里山倶楽部四国
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