夏の里山 剣山 2023年07月20日  
里山倶楽部四国編 

- 剣山 -

今年は、なんだかんだでまだ剣山に登っていない。

もうヒメフウロが咲いているはずだ。

天気も9時頃から晴れのようなので剣山に出かけることにする。

所が、朝5時前に起きて天気を確認すると午前中は曇で、昼から晴れるらしい。

せっかく一ノ森や剣山の空撮をしようと準備をしているのになあ。

また昼ごろには晴れるだろうと出発。

所が剣山に近づくに連れて小雨が降っている。



見ノ越に着くと、停車している車は県外車が10台足らず。

岡山ナンバーのランドクルーザーでやって来ている若い女性三人組が出発していった。



暫く待っていると雨が止みそうなので出発。

売店前のキレンゲショウマやツルギハナウドは満開。



まずは劔神社にお参り。



今日も無事怪我なく歩けますように。



ホタルブクロが咲いていた。



相変わらず霧雨が降って三嶺はガスの中。

ヤマアジサイが綺麗だ。



気温は19度。

蒸し暑い。



モミジガサの蕾が出ている。

ご夫婦が、冬道を登っていったがすぐ降りてきた。

道が不明瞭だそうだ。



ギンバイソウはまだ蕾。



トンネルを越えて西島駅に向かう。



暫く登っていくと雨が強くなってきた。

ポンチョを取り出してリュックの上から着る。

先程の女性三人組がなにか相談している。

スマホで天気予報を見ているようだ。

お聞きすると雨具は一切持ってきていないらしい。

ふと手を見るとミノルタのフィルムカメラSRTスーパーを持っている。

私が50数年前に愛用していたカメラだ。

とても程度が良くて望遠レンズもリュックのポケットに入れている。

大事にしているんだなあ。

500万円以上するランクルに乗っていることからもチョット只者ではない。

近くなら私の死蔵品のミノルタレンズをプレゼントしても良いのだか。

それにしてもこの季節、雨具の用意がないのは信じられない。



ヒコサンヒメシャラが沢山咲いている。



遊歩道分岐に着くが何も見えない。



アザミやキツネノボタンが元気だ。



雨が益々強くなる中、西島駅に着く。



駅横の花壇ではニッコウキスゲが満開。

ナンゴククガイソウも一斉に咲いている。



登り始めるとタカネオトギリも一斉に花を開いている。

金色の蕊がゴージャスだ。

ノリウツギも咲き始めている。



ガスの中で一際目立つのはバイカウツギ



イブキトラノオもところどころに咲いている。



いつもの処に白いアザミ。



ガスの中、刀掛けの松に着く。



枝折り神社でお参りをして、そのまま登っていくのかと思ったら行場に向かっていく。



一面に群生しているカニコウモリはまだ蕾。



キレンゲショウマも沢山蕾を付けているがまだ真ん丸な蕾。



ヤマアジサイやウメバチソウも多い。



雨に濡れた急坂は滑りやすい。

慎重に降りていく。

バイケイソウが満開。



咲いていました。

岩場の苔の上にヒメフウロの花。



古劔神社と三十五社。



岩場を回ってイワガサの花を探しに行くがもう花は終わっていた。



マツカゼソウ?



両劔神社の社が新しくなっていた。

雨が酷くなってきたので神社の軒先で一休憩。



崩落地を迂回して一ノ森に向かう。



穴吹川源流の滝は勢いよく流れていた。



トラバース道にはヒコサンヒメシャラの花が咲き誇っている。



道の崩壊が進んでいる。

慎重に進む。

一ノ森まで後30分の標識。



追分への分岐は何時になったら通行可になるのかな。



カニコウモリの群生とウバユリ。



カツラの古木が霧雨に煙っている。



足元には落花したヒコサンヒメシャラの花弁



見上げるとヒコサンヒメシャラが驚くほどたくさん咲いている。



オオヤマレンゲの保護網の中には花や蕾は見えない。



倒れた大木の根本にシコクバイカオウレンの種が出来ていた。



登山道脇の笹が刈られている。

濡れた木橋は滑りやすくて慎重に。



今年はヒメシャラの花が多いなあ。



雨の中の滑りやすいトラバースは思いの外時間がかかった。

一ノ森分岐着。



ガスが流れ出したのでポンチョを脱いでヒュッテに向かう。



一ノ森ヒュッテは電気は点いているが入り口のカーテンは閉まっている。



広場のテーブルで食事をしようかと思ったが、また雨が強くなってきた。



白骨樹も霞んでいる。



頂上に登るが、何も見えない。



また雨が強く降り出したので避難小屋をお借りして昼食。



食後、剣山を目指す。



一ノ森神社にお参りするのを忘れていた。

二ノ森神社で、二箇所分のお賽銭を入れてお参り。



経塚森に向かうと鹿害から逃れたアカカンバの緑が綺麗だ。



笹の間にシコクフウロとアキノキリンソウ。



シコクフウロとタカネオトギリ



東のヒュッテに着くと男性三人がやってきて今日はガックリだと話していた。

旧の測候所跡では迷彩服を来た人達がアンテナの調整中。



何も見えないが頂上に向かう。



一瞬晴れてきたかな?

今日は晴れを期待して重たいのにドローンを背負ってきた。

雨も止んだので一度飛ばしてみる。

しかし、モニターの画面も何も見えない。

これは墜落の危険もある。

早々に撤収。





記念撮影してから二度見の展望所に向けて下山。



緩やかな道で雨に濡れた緑が綺麗だ。



ベンチで一休み。

晴れてくるかと思ったが益々ガスが濃くなる。



ノリウツギが綺麗だ。



まだ丸い蕾だが、一斉に純白の花が咲きそろうと綺麗だろう。



この花は何だっけ?

そうだ。

二の森への登りの岩場に咲いていて看板もあったミヤマシグレだ。

久しぶりの出会いだ。

この花はこの状態で花が満開状態。



クロヅルとアキグミ



咲き終わったイワガサとキツリフネ。



石灰岩の崩壊地は益々崩壊が進んでいる。

花が散ったこの木は何だろうか?



ナナカマドの実が赤くなりかけている。



バイカウツギはすでに散って実が出来始めている。



西島で少し休んでいると広島から来られたご夫婦がやって来た。

今日は天気が悪いので下見だけして明日登る予定だとか。

明日は良い天気かもしれないなあ。



ショウキランが咲いているかもと遊歩道を下る。

今頃サワフタギのような白い花が満開。



源流の水で顔を洗い一口戴く。

美味しいなあ。



半分に折れた巨木にイワガラミがビッシリと咲いている。



トンネルまで帰ってきた。

ツリバナに実が出来始めている。



気温は24度位。

三嶺はまだ雲の中。



駐車場には殆車が停まっていなかった。

明日から数日天気が良いのに、こんな雨の日に登る人は少ないのだなあと思う。

でも、久しぶりに剣山を堪能できた気もする。



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