夏の里山 剣山 キレンゲショウマ 2024年08月01日  2
里山倶楽部四国編 

- 剣山 -

今年もキレンゲショウマの咲く季節となってきた。

連日35度オーバーの気温で、外出はしないようにと呼びかけがある。

剣山は標高が高いので少しは涼しいかも。

それでも朝涼しい内にと5時過ぎに起きて出発。



見ノ越に着くと、朝早いというのに駐車場は、ほぼ満車状態。

ツルギハナウドが例年のように咲いている。



劔神社へと登っていく。



三嶺方向は雲が厚い。

これから晴れてくるのだろうか。



劔神社にお参りして出発。



登山口にはヤマアジサイが咲き始めている。



ギンバイソウは花がバラけている。



ハガクレツリフネが少し咲き残っていた。



駐車場では少し涼しく感じたのに、登り始めると暑くなって来る。



1600mの標識で水補給。

オトギリソウが咲いている。



ナナカマドの実はまだ青い。



遊歩道分岐まで来ると雲海荘の周りの雲が晴れてきている。



次郎笈も雲が引いてきた。

今日は良いお天気になりそうだ。



西島に来るとリフトが動き始めたが、誰も登ってくる気配はない。



三嶺方向はまだ雲が厚い。



リフト乗り場の花園はユウスゲとニッコウキスゲがほんの少し咲いているだけ。

シコクフウロ等は暑さで枯れてしまったのだろうか。



リフトは誰も乗ってこない。

あまり暑いので山登りする人が少ないのだろうか。



タカネオトギリがゴージャスな花を咲かせている。



アザミも元気だ。



刀掛けの松まで来るが、まだ三嶺は雲の中。

剣山山頂はまっ晴れ。



刀掛けの松もベンチが熱そうで座る気がしない。

そのまま行場に向かう。



行場に向かうが、シコクフウロの花は少ない。

カニコウモリだけが沢山蕾を付けている。



ミゾホウズキの花もほんの少し。



ヒメフウロの花が少し咲いていた。

少しでも今年出会えたことが嬉しい。



行場に近づくとシコクフウロのきれいな花が多くなった。



ホソバシュロソウの花もたくさん咲いている。



ナンゴククガイソウの花は終わりかけだが、まだ少し咲いていた。



急坂を降りるとギンバイソウの花が満開。



キレンゲショウマも可愛く咲き始めている。



少しブルーのヤマアジサイもかわいい。



ヤマアジサイとギンバイソウ

ギンバイソウはアジサイの仲間なのでヤマアジサイとよく似ている。



ギンバイソウの花



まだ蕾が多いが、この頃のキレンゲショウマが一番かわいい。



斜面一面に咲いている。



キツリフネも咲いていた。



まだまだゆっくりと見ていたいが、団体が上からと下からもやってきた。

名残惜しいが先に進む。



穴吹川の源流の崖にも淡いブルーのヤマアジサイが群生している。



滝の橋を越えていく。



まだ花園への道は通行止め。

何年か前に修復すると聞いたのだが。



カニコウモリの群生地を過ぎて、カツラの大木の前でひと休憩。

蒸し暑くて疲れた。

十分に水補給をする。



保護網の中のオオヤマレンゲの木はシッカリとしてきている。

サワグルミの葉が少し色ついている。



クロヅルの実が赤くなってきた。



高齢の方が、草刈りをされていた。

ご苦労さまです。

道はかなりザレてきている。



クロヅルの実が真っ赤。



一ノ森分岐に着く。



ジロウギュウと中尾山がくっきりと見えだした。



カナリ疲れたので一ノ森はパスしようかと思ったが、家内はドンドン登っていく。



鹿害で枯れてしまったかと思っていたナナカマドが少し復活して赤く紅葉し始めている。



一ノ森ヒュッテ。



一ノ森ヒュッテ前には朝追い抜いていった男性が一人休憩中。

一ノ森神社にお参りする。



一ノ森の白骨樹。

守護神の龍は顔が少し崩れてしまった。



肉淵峠へと続く笹原とそのズット奥に高城山、高丸山。



一ノ森三角点。



此処からしか見ることが出来ない剣三兄弟。

次郎と太郎の間に三男の三嶺。



三嶺のクローズアップ。

左肩に天狗塚の姿も。



高城山と高丸山。



白骨樹の間から石立山と次郎笈。



見事な五葉松の木陰で昼食。

素晴らしい眺望が贅沢なおかず。



ジロウギュウをクローズアップ。

頂上にも登山者は少ないようだ。



剣山山頂も登山者は少ない。



食後、一ノ森頂上へ。



次郎岌とその左奥に石立山。



高城山と平家平方向。



矢筈山。



此処からだと剣山山頂もくっきりと見える。



さあ気合を入れて剣山に向かおう。



殉職者の碑の横から登り始める。



岩場を登っていく。

シコクバイカオウレンの葉が残っている。



頑張って二の森頂上。

此処でもナナカマドやダケカンバの葉が復活してきている。



二の森神社にお参り。



一旦おりて経塚森へ。



此処の樹木はほとんど枯れてしまっている。



シコクフウロに混じってアキノキリンソウが咲き始めている。



此処から単調な登りが続く。

風も吹かず、東のテラスまで鉄板焼状態。



シコクフウロやアキノキリンソウが慰めてくれる。



東のテラスに上がると、涼しい風が吹いていて気持ちが良い。



木道を進む。

先程までの灼熱地獄とは打って変わって、風が心地よい。



三嶺と塔の丸。

定番の景色だが、何度見ても素晴らしい。

三嶺まで縦走したことが思い出される。



剣山山頂。



次郎岌と三嶺まで続く縦走路。

何回見ても飽きが来ない美しさだ。



こんな所にナミアゲハが。



頂上ヒュッテに寄る。



2000m近くの小屋前でも28度ある。

徳島市では37℃位あるのだろう。

冷たい梅ジュースで喉を潤す。

新居さんはお居でてはなかった。



本宮神社にお参りしてから下山。



日差しが強く風も無く、下りでも汗が吹き出る。



ツマグロヒョウモンがアザミで吸蜜中。



何時もの所に純白のシコクフウロが咲いていた。

今年も出会えて嬉しい。



西島駅まで降りてきた。

残ったお茶を一気飲み。

まだ少し凍っていたお茶は美味しい。



休憩後、疲れた足に気合を入れて下山開始。

しばらく降りると県警のヘリが飛んできて暫くホバリングをしていたと思ったらアッという間に飛び去っていった。

熱中症の人でも救助したのかな。



西島からの下りは日陰で涼しい風が吹いていて快適。

団体の登山者がドンドン登ってくる。

外人さんも登ってくるが、帽子も被らず大丈夫だろうか。

劔神社まで降りてくるとなんと気温は32度。



神社にお礼のお参りをして駐車場へ。

車が少ないなあ。

家まで帰り着くと、何時もより体がだるい。

やはり高い山とはいえ真夏の山歩きは疲れる。



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