秋の里山 剣山 2024年09月18日  2
里山倶楽部四国編 

- 剣山 ウメバチソウ 白いリンドウ -

例年、この時期に剣山にウメバチソウを見に行くのを楽しみにしている。

昨日、中津峰山に登ったばかりなので連続はキツイかもしれない。

しかし週末は天気が崩れるようだ。

朝早く涼しい内に登ろうと、5時過ぎに起きて見ノ越を目指す。




7時過ぎに見ノ越に着くが、県外車でほぼ満車状態。



劔神社に向かうとレイジンソウが満開だ。



サラシナショウマも咲いている。

劔神社にお参りして出発。



青空が広がっているが、三嶺山頂は雲の中。

気温は18℃位ある。



ハガクレツリフネやヤマハッカが咲いている。



シコクブシが咲いていて蕾もある。



トンネルを潜っていく。



やはり2日連続だと足が重い。

1600mの標識で一休み。



ナナカマドの実が赤く色付いている。



雲海荘がきれいに見えている。

次郎笈もクッキリと顔を出している。



リンドウはまだ目を覚ましていない。

帰りには、きれいに咲いていることだろう。



西島駅着。



素晴らしい秋晴れだ。

三嶺には少し雲がかかっている。



塔の丸の奥には矢筈山もくっきりと見えている。

矢筈山にもずいぶんと登っていないなあ。



リフトが動き始めた。

登り始めるとアキノキリンソウが花の見頃。



タカネオトギリがゴージャスな花を咲かせている。



赤く色付き始めたナナカマドそして穴吹川と高城山



赤帽子山もクッキリと見える。



刀掛けの松の手前の広場から、雲海荘と霧氷が着くと綺麗なカラマツと三嶺。



気温がドンドン上がってきた。

刀掛けの松で水休憩。



枝折り神社で道迷いをしないようにお参りして進むと、シコクフウロがまだ咲き残っている。



シコクブシは葉が黒くなって盛りを過ぎているようだ。



レイジンソウとシコクフウロ



高城山の頂上にも雲が湧いてきた。



リンドウが花を開き始めた。



本宮神社到着。



まだ9時前というのに、気温は21度もある。



風もまったくない。

朝早いためか登山者の姿が見えない頂上に向かう。



木道下にはリンドウが花を開いている。

三嶺が雲に隠れ始めた。



人気がなくて寂しい剣山山頂着。



ベンチで一休み。

暑いので喉が渇く。

次郎笈も雲が覆っている。



次郎笈に向かって下って行く。



登山道脇にはリンドウが咲き誇っている。

剣山のリンドウは色が濃く花が大輪で見ごたえがある。



岩がゴロゴロして下りにくい。

リンドウの花を楽しみながら下って行く。



西島分岐で一息ついて次郎笈峠へ。



アキノキリンソウが咲いている。

次郎笈の雲が取れてきた。



道端にはリンドウの花が次々と咲いている。

リンドウ街道だ。



次郎笈峠に着く。

以前なら次郎笈にまず登るのだが、去年から次郎笈には登らずにトラバースを行くことにした。

年相応に無理をしないようにしなければ。



日差しがキツく風もないのでとにかく暑い。

水場で冷たい水を頭から被ってガブ飲みする。

タオルも水につけて首に巻く。

一時でも暑さしのぎとなる。



三嶺への縦走路方向へ向かう。



下り坂に入った所に純白のリンドウが咲いていた。

思い起こせば10数年前に此処で純白のリンドウに出会って感激した。

それから毎年のように同じ時期に同じ道を歩いている。

しかし、今日まで再会することが出来なかった。

久しぶりに会えて嬉しい。



丸石の向こうに白髪山と三嶺が見えている。



急坂をドンドン下って行く。



林道分岐の手前まで降りると咲いていました。

今年も綺麗に咲いて待っていてくれました。

今年も出会えて嬉しい。



特に今年は花数が多い。



オトメシャジンとツルリンドウの実。

今年はツルリンドウの花が少ない。

やっと出会えた。



可成り下ってもウメバチソウが咲き誇っている。



三嶺から来たという若い男性がウメバチソウに感激して登っていった。

この暑い時期に三嶺から縦走してくるのは大変だろうなあ。



座り込んでウメバチソウを見ながら一休憩。



此処からの登り返しがキツイ。

数年前までは次郎笈に登ってから丸石まで足を伸ばして帰ってきた。

しかし、今ではとてもそうはいかない。

今日は特に登りがキツく感じる。



道すがらにリンドウの花を見て一息入れる。



やっと樹林帯を抜けて笹原に出る。

振り返ると石立山が美しい。



次郎笈分岐の手前で昼食にしようと踏ん張って登る。

所が剣山が見える昼食予定のピークには先程の青年が休憩している。

急坂に参ったのかカナリ疲れ果てているようだ。

少し引き返して、昼食にする。

昼食を終わっても青年はまだ座り込んでいた。

暑い所為かスマホのカメラがエラーで写らなくなった。

温度が上昇しているとのメッセージが出ている。

終いに固まって動かなくなった。

電池も異常に消耗している。

モバイルバッテリーで充電。



なんと気温は29.2度。

標高1800m以上あるのに、この様な高温は初めてだ。



水場でまた冷たい水を頭から被って、ペットボトルに水を補充。



色の淡いリンドウも咲いている。

カナリ疲れて次郎笈峠に帰ってきた。



西島分岐までの緩やかな坂もキツく感じる。

先程の三嶺から来た男性が、休み休み剣山に向けて登っている。

頑張って。



二度見展望台まで来ると次郎笈は西日があたって銀色に見える。

次郎笈に登ってきたのか若い男女ペアが次々と追い越していく。

剣山は若い人たちが多いなあ。



遊歩道脇のリンドウは色が淡い。



御塔石の見える所を過ぎた水場でまた水をゴク飲み。



シコクブシが綺麗に咲いている。



可成り疲れて西島着。

先程追い越していった若い人たちと暫く話をする。



後は転ばないように注意して下山。

若い外人のペアが何組か登っていった。

劔神社では気温がまだ26度。

もう15時過ぎで海抜1400m位有ると言うのに異常な暑さだ。



駐車場には朝とはまた違う県外車がたくさん停まっていた。

暑さの所為か歳のせいか例年より疲れた。

しかし、期待していたウメバチソウに沢山会えたし、久しぶりに純白のリンドウにも出会えた。

また来年も会いに来れたら良いのだけれど。





総歩行距離 10.5km

累計標高差 ±1,014m

総行動時間 8時間18分



里山倶楽部四国

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