秋の里山 剣山 次郎笈 2024年10月20日  2
里山倶楽部四国編 

- 剣山 次郎笈 紅葉 雲海 滝雲 -

毎年この時期は裏次郎の紅葉が楽しみだ。

所が、天気予報がスッキリとしない。

今日は昼から晴れるようなので決行することにする。



朝起きると天気予報は曇りのち晴れ。

所が佐那河内村に入ると大川原高原は雨雲の中。

川井峠から見る剣山も雲の中。



見ノ越に着くと霧雨が降ってきた。

天気が良くないというのに駐車場は満車。

お土産屋さん下の駐車場も殆ど満車。

やっとスペースを見つけて駐車。

登山準備をしている間にも次々に車がやって来る。

恐るべし紅葉の時期の剣山。



劔神社にお参りして出発。

視界は数メートルくらいになってきた。



レインジャケットとザックカバーを着けて登っていく。



家内の足取りが重い。

雨風で寒くて気分が悪いらしい。

若い人たちがドンドン追い抜いていく。

何時も大川原高原などでお会いする男性がやってきた。

しばらくお話して先に行ってもらう。



リフトの方で犬の悲しそうな鳴き声がしている。

リフトから落ちたのだろうか。

ガスがますます濃くなって、せっかくの紅葉も何も見えない。



遊歩道分岐まで来るが頂上は何も見えない。

紅葉した落ち葉が綺麗だ。



西島駅に着く。

大勢の登山者が休んでいる。



紅葉はリフト下まで降りてきているようだ。



リンドウが濃い紫になっていた。

紅葉は見事だが、ガスが濃くて写りはもう一つ。



落ち葉の赤い絨毯を踏んで登っていく。

高城山方向も濃いガス。

家内がもう帰ろうかと弱音を吐く。

こんなことは初めてだ。



刀掛け手前で三嶺を見ていると犬連れの御夫婦がやってきた。

体にフィットしたレインスーツを着ている。

オーダーしたのかなあ。

大人しくて人懐っこい。

ふと、東京時代に出会った高川山の仙人犬「ベッキーくん」を思い出した。

あれからもう20年近くが経つんだ。



刀掛けの松のナンゴクミネカエデも真っ赤。

沢山の人が次々にやってくる。

ハロウィンのカボチャを帽子や胸に付けた三人組がやってきた。

どこかでお会いしたような?



草紅葉や色とりどりの落ち葉の道が綺麗だ。



晴れていれば素晴らしい景色だろうなあ。



真っ白な霧氷がきれいな霧氷ポイントも今日は錦色。



ヒュッテに着く。

すごい人だ。



先ずは本宮神社にお参りする。



キャタピラー車が3台並んでいる。

初代ピンクレディが懐かしい。



ムサシ君が先に登っていた。

きこりんの肩に足をおいて、登ってきたぞと誇らしげだ。

後でお聞きしたら、飼い主の方はヒュッテの番頭さんとのこと。



風が強く霧雨が顔面に吹き付けられる。

頂上には可愛い女の子が二人。

こんな天気なのに元気だ。



ガスの中で記念撮影。

湿度が高くてメガネが曇って視界不良。



天気予報を信じて次郎笈に向かうことにする。



下っていくと明るくなって青空が見えだした。



雲が流れて時たま次郎笈の頂上もわずかに顔を出す。

ハロウィンの三人組がこちらを見上げて歓声を上げている。



振り返ると雲が流れて剣山山頂が顔を出している。

三人組の方と話をしながら雲が切れるのを待つ。



またすぐに雲に覆われたりする。

時々頂上から歓声が聞こえる。

雲が晴れたときに感激しているのだろう。



まだリンドウがきれいに花を開いている。



まだガスが晴れない次郎笈に向かって登っていく。

谷の紅葉もきれいだ。



次郎笈峠で一瞬トラバースを行こうかと思った。

しかし、家内は元気になったようで次郎笈に向けて登っていく。



剣山山頂はまだガスだが、雲が滝雲となって流れ落ちて一の森と槍戸山の鞍部が顔を出した。



次郎笈は完全にガスが晴れた。

トラバースを見下ろすと一本楓が見事に紅葉している。



急坂の途中で振り返ると剣山山頂の雲が取れて、滝雲が勢いよく谷間に流れ落ちている。



最後の急坂を登りきって頂上手前のピークへ。



三嶺への縦走路に滝雲が流れ落ちている。

丸石や三嶺は雲海の中。

白髪山のてっぺんが飛び出している。



剣山にも次々と雲が湧いて流れ落ちている。



縦走路の滝雲も生き物のようにうねうねと流れ落ちている。

裏次郎の紅葉が綺麗だ。



一登りで次郎笈山頂。



今年も次郎笈まで登ることができた。

来年はどうなることやら。



高知湾方向。



さあ裏次郎の紅葉を見に降りよう。

相変わらず剣山に雲が流れ落ちている。



滝雲の中に向かって降りていく。



裏次郎眺望ポイントへ下って行く。



鏡岩の横を降りていく。



眺望ポイントに着くと丁度滝雲の端で次々と雲が流れ落ちてくる。



雲が途切れるのを待ちながら昼食。

突然雲が切れて、裏次郎の紅葉がバッチリと顔を出した。

綺麗だなあ。



すぐに雲の中となり裏次郎が消える

その頃になると大勢がやってきて雲の切れるのを待ち始めた。

私達は場所を譲って帰ることにする。



一本楓もガスの中から見事な姿を表した。



次郎笈峠に着いて下って行く。



西島分岐まで帰って来る。



ダケカンバや楓が紅葉の盛り。



真っ赤な絨毯の中を歩いていくのはとても贅沢な気分になる。



朱色に染まりそうだ。



素晴らしさに先に進むのがもったいない。



ガスの中の次郎笈も美しい。



二見展望所で最後の次郎笈を眺める。



美味しそうにヌメヌメと光るなめこ。

ゴルフボールくらいある。

引っ付いているモミジの葉よりかなり大きい。

小仏山でなめこ汁をよく食べたが、これなら一個で満腹になりそうだ。

後から来た御夫婦が大騒ぎしていて写真を撮っていたが、その後どうしたんだろうなあ。



御塔石の下の遊歩道はモミジ街道。



見事だ。



微妙に色合いが違っていて見飽きない。



上を見ると稜線も真っ赤。



ナナカマドの実が真っ赤。



ひたすら下っていくと駐車場には車がまだ一杯。

劔神社に怪我なく歩けたことのお礼のお参りをして帰宅。

今日は最高の紅葉と雲海、そして滝雲が流れるのをじっくりと見ることが出来た。

思い出に残る山歩きだった。


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