冬の里山 剣山 2024年12月24日  2
里山倶楽部四国編 

- 剣山 -

雪の剣山に登りたいと思いながらチャンスを逃がしてきた。

気が付けば今日はクリスマスイブ。

天気はスッキリしない予報だが出かけることにする。

昼頃には一時晴れるようなので期待する。



所が、神山に入ったところで霧雨が降り始める。

川井峠から見る剣山は完全に雪雲の中。

コリトリからの道路は積雪は少ないが凍り始めている。

見ノ越トンネル手前から剣山を見ると、青空が見え始めている。

これは期待できるかな。



駐車場にはパジェロが一台だけ。

例年なら雪を求めてたくさんの登山者が来ているはずなんだけれど。

もし、新雪が深いとラッセルが嫌だなと思っていると、滋賀ナンバーの車がやってきた。

元気そうな若者3人が出発するのを待って私達も出発。



やはり三嶺は雲の中。



劔山神社に安全登山のお祈りをして出発。



ヤマガラやコガラが飛び回って私の頭や肩に止まる。

餌が欲しいのかな。

気温はマイナス6度ほど。



所が先行者の足跡が消えてしまった。

冬道を行ったのかな?

新雪が積もってトレースが消えてしまっている。

しかし、すぐに山から降りてきたのか足跡が続いていた。

大雪のときは危険なトラバースも先行者の足跡があるので安心。



トンネルの中も吹き溜まりとなっている。



丸笹山も少し積雪している。

足跡があると言っても柔らかな新雪はアイゼンが効かず歩きにくい。



ストックがスポッと入るので積雪は50センチくらいだろうか。



遊歩道分岐から見上げると次郎笈が真っ白。

剣山頂上付近には霧氷かな。



一気に青空が広がって三嶺が顔を出した。



西島着。



駅の周りは雪が高く積もっている。

誰も歩いていない雪を踏み抜きながら展望ベンチへ。



三嶺



塔の丸と矢筈山



丸笹山



次郎笈



新雪を歩くのは気持ちが良い。

モミの木にも霧氷がうっすらついている。



霧氷の向こうに高城山



霧氷の林の中を登って行く。



踏み跡のないところも歩いてみる。



三嶺がくっきり見え始めた。

素晴らしい天気だ。



寒くなって、ダウンの上にゴアテックスのジャケットを羽織る。



新雪の割には踏み抜くことが少ない。

気温が低いので凍っているのだろう。



雲海荘が見えてきた。



刀掛けの松に着く。

男性がひとり追いついてきた。

少し登ると男性が一人おりてきた。

昨夜幕営して朝日を見に登ったらしい。

頂上は強風ですぐに降りてきたとのこと。



真っ白な空に霧氷が綺麗だ。



もう朝の三人組が降りてきた。

初めての剣山なのと他に誰もいないので次郎笈にはいかなかったらしい。



高城山と穴吹川の流れ。



トラバース道に入ると霧氷が素晴らしい。



何時も霧氷が素晴らしいところ。

もう少し成長するとさらに素晴らしいのだけれど。



シコクシラベのモンスターはまだ真っ白にはなっていない。



ここでスマホの電池が切れた。

極寒では電池の減りが早い。

モバイルバッテリーで急速充電。



一の森も真っ白だ。



このシコクシラベがモコモコとモンスターになるのをまた見てみたい。



鳥居に到着。



抜けるような青空だ。



ヒュッテの前には雪溜りができている。



気温は凍っていてよく見えないがマイナス9度くらいか。

私の温度計はマイナス5度以下はエラーとなり測れない。

冬用の温度計を持ってくるのを忘れた。



ヒュッテの庭にはずっと雪溜まり。



宝蔵石神社



測候所跡



木道を歩くと、予想していたより風は弱く秒速10m位か。

しかし、肌が切れるほど冷たい。

防寒用の帽子をしっかりと被るが、目の玉が冷たい風で痛い。



冷たい風によろけながら記念撮影る



次郎笈



三嶺。



雪の眺望を楽しんでいると、家内が寒くて気分が悪いと言う。

あれほど極寒の山歩きが好きだったのに。

家内もダウンの上にレインジャケットを着込んでいるのだけれど。



急いで頂上を降りる。

ロープの海老の尻尾はまだ小さい。



ヒュッテの広場の日溜まりの中で手早く食事。

気温はマイナス6度くらいに上がってきたが、家内はまだ寒いという。



急いで下山。



急いで下山すると暖かくなってきた。



御夫婦が登ってきた。

今日下山時にお会いしたのはこの一組だけ。



剣神社まで帰ってくるとマイナス1度。



駐車場には先程の御夫婦の一台が停まっているだけ。

ツルツルに凍り始めた道を慎重に下り自宅へ。

今日は素晴らしい天気に恵まれ、今年最後の雪山歩きを堪能することができた。

夫婦とも健康で一年を過ごせたことに感謝。



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