春の里山 気延山 2023年04月28日  
里山倶楽部四国編 

- 気延山 ―

今日は快晴の予報。

コリトリから一ノ森、二ノ森に行ってシコクバイカオウレンを見てみたい。

しかし、家内は少しお疲れモード。

それなら近くの山へ、気になっている花を見に行こう。



気温は高くなりそうだが、青空が広がっていて清々しい。

ロウバイの変な形の実が熟れてきた。



タニウツギの花が満開だ。

白い花が多いウツギの中では珍しく艶やかなピンクの花が綺麗だ。



ハハコグサも咲き誇っている。

アメリカフウロはもう花が終わっている。

ヤマボウシに小さな花が咲きはじめている。



タブノキの大木の下を通って振り返る。

タブノキは神の宿る樹と言われている。

タブノキの幹は太くて真っ直ぐなので、古代から丸木舟などに多く利用されたようだ。

特に朝鮮半島からやってきた丸木舟は、殆どがタブノキを刳り貫いて造ったものだったという。



新芽の基部が赤くて綺麗だ。

足元には芽鱗が剥がれたのが沢山落ちている。




カクレミノが早くも色付いている。



僅かに咲き残った中国から送られてきた椿

朝早くから気温が高い。



八倉比売神社にお参り。



ヤマガラが沢山遊んでいて直ぐ側までやってくる。

手乗りするほど慣れては居ないようだ。



コガクウツギが咲き初めて居る。

剣山方向は霞んでいるが微かに見える。



咲いていました。

今日の目的の一つギンラン。

しかし、気が付かずに踏まれたのか倒れている。

起こして、踏まれないように枝で目印を付けておく。



今年はモチツツジの花も多い。



気延山頂上へ向かう。



役行者にお参り。



稜線を進むとタツナミソウが可愛い。



今年はギンランが多い。

つい嬉しくなる。



今日の目的の花キンラン。

去年咲いていたところでは見当たらなかった。

数年前に咲いていたところに行ってみると咲いていました。



しかし、まだ花は開いていない。

普通のキンランに混じって、脱色されたように葉も茎も白いキンランがある。

葉緑素が出来なかったのだろか。



温かいので帰りには花が開いているもしれない。

楽しみに先へと進む。



道の両脇にはタツナミソウが咲き誇っている。



鉄塔広場には大きなクマンバチが飛び回っている。

眼の前でホバリングするのだがピントが合わない。



ネズミモチに沢山の蕾が出来ている。

もう少しすると真っ白な花が咲き誇ることだろう。



峠のお地蔵さんにご挨拶。

馴染みのお友達に会っているような温かい気持ちになる。



前山峠に着く。

珍しく誰もいない。



数年前に植えたツツジに花が咲いているが、まだ花数は少ない。

花壇の花は満開だ。



祠のお地蔵さんにもご挨拶。



タツナミソウとギンランを楽しみながら先に進む。



バクチノキを越えて進むと青空に桐の花が生えて綺麗だ。



こんな所にオンツツジが咲いている。



マルバウツギも咲き始めた。



鉄塔広場から、大山、そして大麻山と天ヶ津峰を眺める。



フジもよく見える。



この花はなんだろうか?



イトトンボが飛び回っていた。

留まったところをパシャリ。



刑務所が見える鉄塔広場は、タツナミソウの花園になっていた。



そういえば昨日、博物館で前山古墳の埋蔵物を展示していたなあ。

今は、崩れたまま放置されている。



気温が上がってきて喉が渇く。

暑い所為か誰もいない。



広場にはヒナギキョウとニワゼキショウが一面に咲いている。



イモカタバミも群生すると綺麗だ。



帰り道ではギンランが朝より多く花を開いている。

花を探しなから歩いていると足元から大きな蛇が走り去った。

噛みはしないと思うが、やはりビックリする。



朝見たキンランの所に寄ってみる。

やはり花が開きはじめていました。

満開とは言えないが、綺麗だ。



開いている花の正面から見るとやはりキンランだけのことはある。

ゴージャスで素晴らしい。

満開になるとさらに素晴らしくなるだろう。



それにしても、此のキンランは珍しい。

葉緑素がないと草花は成長することが出来ないと思う。

しかし、キンランは菌類から栄養をもらっている半寄生植物なので成長して花を咲かせることが出来るのかも。



駐車場に帰ってくるとヤマボウシの小さな花も白くなってきていた。



なんと車道沿いにもギンランが咲いていた。

今年は当たり年かな。





総歩行距離 10.6km

累計標高差 ±680m

総行動時間 5時間45分




里山倶楽部四国

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