春の里山 雲早山 2024年03月10日  22
里山倶楽部四国編 

- 雲早山 霧氷 -

昨日、気延山から奥山を見ると雪雲に覆われていた。

今朝の天気予報では、雲早山山頂はマイナス6度。

もしかしたら、霧氷ができているかもしれない。

早起きして、雲早隧道を目指す。

トンネル手前にはすでに先着者が居て出発準備中。



林道を進むと高城山が真っ白。

これは霧氷が期待できる。

融けないうちにと足取りが早くなる。



林道の積雪は2センチくらい。

登山口で6本爪の軽アイゼンを付ける。



登り始めると直ぐに霧氷が出迎えてくれた。



男性二人連れが追い付いてきた。

わたし達のホームページを見ていただいているそうだ。

いつも楽しみにしていると言われると嬉しくなる。



トラバースまで行く前にこんなに霧氷がついているのは初めてだ。

見とれながら歩いていると、何時もの道とは違う。

いつもの道は途中で左上に上がるのだが、前の二人のトレースはそのまま真っすぐ続いている。



まあ良いやと進んで最後に、直角に稜線に上がる。



振り返ると霧氷の向こうに砥石権現。



最後の坂を登りきるとパラボラ分岐に着く。

たった300mほどの標高差なのに雪の日は疲れる。



見上げると360度霧氷に覆われている。



青空が見えて、日差しが強い。

霧氷が落ちてしまわないかと急ぎ足となる。

先行した二人は、頂上に向かわずに高丸山縦走路に向かっている。



稜線には一人の足跡がついている。

トンネルでお会いした男性かな。

高丸山がきれいに見えている。



石の庭園を上がるとすごい霧氷の世界が広がる。



つい立ち止まって見いってしまう。



ブナの古木の霧氷は見事だ。



雲早山頂上を見ると人影が有る。

先行した男性だろう。



突然カメラの調子が悪くなった。

気温がマイナス5度くらいなので、SDカードへの記録がうまく行かない。

ホッカロンで温めながら撮影する。



高丸山に霧氷は付いていない。

少し位置が違うと冷たい風の流れが異なるようだ。



ブナの霧氷は素晴らしい。



シャクナゲ尾根への降り口から見た高城山と丸笹山、赤帽子山。



春の太陽が照りつけるが、風がなく気温も低いので霧氷は落ちずに輝いている。



頂上への登り。



頂上手前の霧氷のトンネルを潜る。



雲早山頂上着。

先程まで居た男性はもう下山したようだ。



高城山。

後ろに微かに覗く一ノ森はなぜか雪が少ない。



高丸山



柴小屋山の向こうに大川原高原の風車群。



矢筈山



南つるぎの山々。



名残惜しいが下山しよう。



まだまだ霧氷は融けていない。



雲早山ブルーの空と真っ白な霧氷のコントラストは息を呑むほど美しい。



大きなエビの尻尾



もう一度ブナの霧氷を見上げる。



ここが南国徳島の市街からすぐ近くの山だとは信じられないくらい見事だ。

雲早山の霧氷は、全国に誇りたい。



ブナの若木は枯れ葉が落ちずに残っている。

その枯れ葉に霧氷。

先程の男性二人組がやって来た。

先に縦走路の霧氷を楽しんできたらしい。



素晴らしい景色を楽しみながら昼食。

三人組の方が登ってきて、綺麗だと感激していた。

なかなか、真っ青な青空で、太陽が照って大きな霧氷が輝くのを見ることは難しい。



パラボラ分岐から縦走路に向かう。



ピークから高城山と砥石権現。



高城山と丸笹山の間に三嶺も白く冠雪して見えている。



焼山寺山とその奥にお高越山。



眼下に岳人の森。



縦走路の霧氷は密度が濃い。



暖かくなってきて、霧氷が融けてきた。



さあ帰ろう。



雪が緩んできて歩きにくくなってきた。



帰りの林道から雲早アルプスを振り返る。

今日は、稀に見る美しい霧氷を楽しむことが出来た。

今年の雪山歩きはこれで終わりかな。


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