夏の里山 中津峰山 2023年07月14日  
里山倶楽部四国編 

- 中津峰山 クチナシ -

数日前から、午後になると凄い雷雨が降る日が続いた。

山の中で雷雨に出会うと大変だ。

今日は久しぶりに雷雨の予報はない。

クチナシの花が咲いているか気になるので中津峰山に出かけることにする。



銀杏の大木は益々緑が濃くなっている。



お地蔵さんにお参りして長い階段を登る。



如意輪寺本堂にお参りする。

紫陽花の花手水が清々しい。



イチヤクソウの実が大きくなってきた。



疑似木階段道は風が吹かず汗が吹き出る。

何時ものベンチまで来て水休憩。

暑い時期は喉が渇く前に水を充分に補給しなければならない。

脱水状態になると何故か喉が渇かなくなり、気が付いた時には熱中症になっているという。



気温は26.3度もある。

いやしの道分岐まで来ても24度位。

何時もなら尾根道まで来ると涼しい風が吹くのだが、今日は無風でむせ上がっている。



トンボソウはまだ花が咲いていない。



シロモジ、クロモジの緑のトンネルを上がる頃になると涼しい風が吹いてきた。



天津神社到着。

ミヤマウズラが大きくなってきている。



中津峰山頂上の東屋には男性が一人休憩中。

阿南の海は今日も霞んでいる。



東屋の横にはネジバナが群生していた。

白花も。

男性は星谷の駐車場から登ってきたそうだ。

この暑い時期に元気だなあ。



男性と一緒にフライトパークに向かう。

道端にはリョウブの花とノリウツギの花が咲き始めている。

サルナシの実もたくさんなって大きくなっている。

サルナシはキウイの原種だと男性にお教えすると一個採って齧り付いた。

酸っぱいと言う。

やはりサルナシはサルナシ酒にするのが一番だろう。



山の神様にお参りして男性とはお別れ。



先週草刈りをしていた広場には、また新しいシダが生え始めていた。

シダなどは生命力が強いなあ。



先週テレビでやっていたマルツゲかな。

成長が遅くて1000年くらいで成木となるそうだ。

ツゲとの違いがよくわからない。



フライトパークの東屋で一休憩。



今日も勝浦の町はきれいに見えている。



東屋の後ろに踏み跡があり、新しい赤テープが巻かれていた。

時間も早いし、何処に続いているのか降りてみる。



可成りの急坂に赤テープが続く。

エゴノキの実が沢山落ちていた。



やがて車道に出た。

ナビで確認すると、星の岩屋へと続く林道のようだ。

右へと森林公園方向へと進む。



意外と下ってまた登り返す。

森林公園との分岐に来た。

普通ならこのまま降りていけばよいのだけれど、今日はクチナシの花を見なければ。

頂上に向かって登っていく。



途中から展望台に向かう。



ナツハゼの実が赤くなってきた。



咲いていました。

クチナシの花。

去年は7月27日に満開だったのに今年は早い。

蒸し暑さを吹き飛ばす凛とした美しさだ。



まだヤマツツジが沢山花を咲かせている。

遊歩道まで降りるとクチナシの花が咲き誇っている。



蕾もあるが、茶色になりかけている花もある。



まだまだ蕾も多くて、これからしばらく楽しむことが出来るだろう。



クチナシには一重が多いが、ここのクチナシは八重。

まず外側が開いて次に真ん中が開くようだ。

ヤエクチナシは一重よりも芳香が強い。



甘い香りに包まれて暫し花園の中をさまよう。



綺麗だなあ。

咲き始めはまだ緑色が残っているが、咲き誇る頃になると純白になる。



桜の葉が色付き初めてクサギに蕾が出来ている。



ツリバナの実とエゴノキの実。



イワタバコはまだ蕾も出ていない。



アサギマダラがヒラヒラと翔んできた。

この時期は北に国に向かっていると思うのだが、羽化したばかりで行き遅れているのだろか。



トンボソウはまだ花が充分に開いていないようにも思えるが?

早くに咲き始めていたもう一株は姿が消えていた。



またアサギマダラが翔んできた。



ヤブガラシとキツネノボタン



これもテレビでやっていたマメヅタが擁壁に一面に生えている。

ツタと呼ばれるがシダの仲間らしい。



何年歩いても知らないことばかり。

駐車場に帰ってきたが、誰の車も停まっていない。

蒸し暑い一日なので低山は敬遠されているのかな。

本来なら北アルプスへの遠征の準備をしている頃だが、家内が乗り気ではない。

今年も近場しか行けないかもしれない。



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