春の里山 西竜王山 建治寺 2023年03月29日  
里山倶楽部四国編 

- 西龍王山 建治寺 ―

桜満開、何処に行こうか迷ってしまう。

今年は、満開になるのが早かったので、例年のように多くの場所に行くことが出来ない。

考えた末、建治寺から西竜王山に登って神山森林公園の桜を楽しむことにした。



入田のコミセンに停めさせていただいて出発。

奥の院の入り口の標石から参拝路に入る。

一番霊山寺の石仏と弘法大師像が祀られている。



聖徳太子千三百年の石碑は珍しい。



庚申堂に立ち寄る。



石仏の向こうに観正寺の桜。



観正寺に寄ってお参りする。

朝鮮出兵の時、多くの朝鮮人を連れ帰ったが、その中で地元の人に愛された女性の墓があるとか。



この古い参拝路脇には多くの石仏がある。

真っ赤な三椏の花が農家の畑に咲いていた。



多くの石仏にお参りしながら進んでいく。



建治の滝の標石から右に曲がる。

石垣にホタルカズラがきれいに咲いている。



ヤマザクラが綺麗だ。



案内図から左へと遍路道を行く。

右へは建治寺への車道。



ムサシアブミがニョキニョキと生えている。



自転車が止めてある。

ここから建治寺へと向かったのかな。

大きな廃屋の横を通る。



昔は畑があったのだろうか。

立派な石垣が続く。



段々と道が悪くなる。



終いに道は消えがちとなり、石仏だけが頼りとなる。



石垣で行き止まりとなり、道を探す。

沢を渡ったところに道が見えるので這い上がって進む。



ドンドン進むとどうもおかしい。

道は続いているが記憶と違う。



先程の石仏まで引き返すと右へと折り返す道がある。



石垣の上へ回り込むと、石仏が続いている。



ごんげんと書かれた道標。

建治寺が大権現と呼ばれていたことがわかる。

建治寺の本尊は、金剛蔵王大権現

安政の遍路墓がある。



道が明確になってくる。



遍路道の標識を過ぎると建治の滝に着く。




苔の生えた石段を登っていく。



紅簾片岩の大岩を流れ落ちる滝は、水量が少なくてチョロチョロ。



滝行をするための小屋がある。



石仏の並ぶ岩を越えていくと、梯子行場がある。

家内は途中まで登りかけたが、降りてきた。

過去には何度か登ったことがあるが、足元が確りしなくなってからは登らなくなった。



鎖行場を登るが、苔で濡れた岩が滑って登れないと言う。

鎖を握って体を持ち上げればよいのだけれど、腕力が弱っているようだ。

後ろから、お尻を持ち上げる。



鎖行場を過ぎると迂回路と交わる。



石の上にサワガニがいた。

今春初めての出会い。



石段を登りきると建治寺下の広場に出る。



建治寺に着いた。



手前の厄除け大師にお参り。

前回はこの右から龍門屈に行った。



八十八番の石仏が祀られている。



建治寺本堂。

丁度、太鼓を叩いて朝業の最中。

凄い迫力で太鼓の音が響き渡る。



本堂横から登って行く。



キランソウが咲いている。

地味にキツイ道を登って行く。



稜線に飛び出るとミツバツツジが圧巻。

眩いばかりのピンクが目に飛び込んでくる。



目の前の左右に、高川東とサンピアゴルフ場。



この木は?



褐色の房のような花が垂れ下がっているのは、アカシデ。



振り返ると山並みの向こうに高丸山の頂上が覗いている。



ヤマザクラが青空に生えて綺麗だ。



階段道を上がっていくと西竜王山頂上。



八大龍王が祀られている。

此処から蜂須賀さんが徳島城に竜王社を勧請したとか。



トサミズキの花の下のベンチでミカン休憩。

火照った体に冷たいミカン汁が染み渡る。



ピンクのシハイスミレが咲き誇っている。



タチツボスミレとモミジイチゴの花。



アセビの花とイロハモミジの花。



ヤマザクラはやはり綺麗だなあ。



??



スイショウの木しは初見。



コブシはもう花期の終わり。



山桜の大木。



駐車場に来ると枝垂れ桜も満開。



色々な桜が咲き誇っている。



桜並木をのんびりと歩いていく。



階段脇の枝垂れ桜が圧巻。



満開の桜とコウノトリ?



枝垂れ桜を見上げる。



この地は昔、戦争引揚者の入植や牧場や養豚場などがあったそうだ。

平成元年に天皇陛下も御出でになって公園が開園したとか。

桜の咲き乱れる下で昼食。

食後の珈琲は幸せ一杯。



食後、北の展望所に向かう。



ケヤキが芽吹いている。

細かな葉が可愛い。



ドウダンツツジがもう咲いている。

タチツボスミレが一面に咲いている。



センボンヤリが一面に咲いて居る。



ミツバツチグリの花も。



白いスミレはナガバノスミレサイシンかな。



ミツバツツジのトンネルを潜って下山。



建治寺の高灯台に寄る。

ここの明かりは津田の漁師の大事な目印だったそうだ。

灯明の油代は津田の漁師が奉納しているらしい。



手前にしらさぎ台。

その向こうに文化の森。

更に奥に津田港。

東九フェリーが入港している。



鐘楼で鐘を一突きする。

入田の村々に響き渡るようなきがする。



玉姫大明神にお参り。



神山にはオカマゴに祀られた神様が多い。



満開の桜を楽しみながら車道を下る。



焼山寺道からの分岐。



庚申塔が祀られている。



この道もムサシアブミが多い。



分岐まで帰ってきた。



一番さんに無事帰ってきたことの報告。

今日は、輝くばかりの満開の桜を楽しむことが出来だ。

これで今年の桜は大満足。






総歩行距離 10.0km

累計標高差 ±781m

総行動時間 6時間45分




里山倶楽部四国

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