春の里山 中津峰山 2023年05月10日  
里山倶楽部四国編 

- 中津峰山 ―

そろそろシロヤシオの咲く季節だが、この季節に是非見ておきたい花がある。

それは中津峰山に咲くハイノキだ。

小さな木の花だが純白の花が咲きそろうと清々しくて魅力的だ。



今日は暑くなるかもしれないので早い目に出発。

駐車場には一番乗り。

金谷川河畔にはエゴノキの花が満開。



卯の花も咲き始めている。



スイカズラと桜の実



枇杷の実も色付くのを待つばかり。



みかんの花が散り小さな実が出来始めている。



栗の花も咲き始めた。



農家の庭に咲き誇る芍薬と咲き始めたユキノシタ。



金山神社から出発。



人家に近い里山は登り始めがキツイ。

一気に登ってヤマモモの大木に着くと緩やかな尾根道となる。



クロヅルはもう花が終わっている。



朝早くから気温が高い。

アオダモの花が散って赤い実が出来ている。



気持ちの良いやかん峠の道をすぎると、やれやれベンチ。



鉄塔広場に来るとアオモジの若葉が青空に映えて綺麗だ。



鉄塔工事の時の架線工事跡に着く。

植樹されていた桜は見事に全部枯れてしまった。

四国電力は現状を知っているのだろうか。



昔この辺りはコガクウツギの群生地だった。

僅かに伐採から逃れた一株に花が咲いていた。



コツクバネウツギの花が満開。



毎日中津峰山に登っている男性がやってきた。

あっという間に追い越していく。

滅多に咲いた花を見ることが出来ないトンボソウ。

今年は株が多い



今頃ガマズミの蕾



アマドコロとフタリシズカの花。



キジョランの新しい葉があちこちに出ている。

既にアサギマダラの食痕が付いているが幼虫はいない。

晩秋に産卵された卵から孵化した幼虫はもう既に蛹や成虫になったのだろうか。



五滝分岐のケルンを通過して木の根の急登を登る。

心臓が悪かった時には此処で何時も息が上がったが今は大丈夫。



少し登ると、もうとっくに散っていると思っていたオンツツジが満開。

嬉しい誤算だ。



オンツツジは花が大きいので葉が茂ってきた林の中でも艶やかに輝いている。



咲いていました。

ハイノキの花。



純白の花が清々しい。



如意輪寺分岐で15℃位。



何時ものベンチで休憩。

チャボホトトギスの葉がたくさん出てきている。



両側にはハイノキだらけ。

こんなに沢山のハイノキが植わっていたのかと驚く。

ハイノキという名前は、漢字で書いた「灰の木」という語源からきている。

染料を繊維に定着させるためにハイノキから作った灰汁を媒染剤として使ったことに由来している。



良く見ると咲き始めの花のシベは黄色い。

そのうちに真っ白になるようだ。



可憐な姿にしばらく見とれる。



城郭のような天津神社に到着。



お参りしてから頂上へ。

頂上には女性が一人。

一風新道から登ってきたらしい。

私達より後から登り始めたようだが、随分と先に到着している。

健脚だなあ。



時間も早いのでフライトパークへ。



ウリハダカエデにもう実ができている。



カマツカの花も満開。



山の神様にお参り。



フライトパーク練習場にはシロバナニガナが所々に咲いている。



東屋に着くと高丸山がくっきりと見える。



勝浦の街もくっきりと見える。



阿南の海は少し霞んている。



東屋で昼食。

今日は貸し切りだ。



食後の珈琲まで楽しんで引き返す。

シロバナニガナとニガナ。



此処でもオンツツジが満開。



頂上まで帰ってくると先程車でやってきた4人組の女性が食事中。

今日は水曜日なのにいつものメンバーさんの姿は見えない。



まだアオダモの花が咲いている。

アマドコロの花も。



展望台に向かうとオンツツジが咲き誇っている。

マダ蕾の木もある。



ナツハゼはまだつぼみ。



マダ蕾のサラサドウダンとガマズミの花



咲き残ったアオダモとマダ蕾もないチゴユリ。



見事に咲き誇るオンツツジのトンネルを下る。



こんなに見事にオンツツジが咲く年は珍しいなあ。



卯の花はまだつぼみ。

コガクウツギは少し咲き始めている。



マムシグサはまだ初々しい花があるがウラシマソウは葉とヒゲだけとなっている。



ガクウツギかコガクウツギか?

装飾花の先端が尖っているからコガクウツギか?



ヒメレンゲが咲き始めている。



アサヒナカワトンボは今年始めて。

ユキモチソウがまだ初々しく咲いている。



ツリバナの花も多い。

今年はたくさんの実ができるかな。



下るとガクウツギの花が多くなる。

装飾花の先端が丸いので多分ガクウツギ。



アサギマダラがフラフラと飛んできて葉っぱに留まった。

この時期のアサギマダラは早くに成虫となったのが南の国からやってきたのだろうか。

それとも徳島で越冬した卵から成虫が生まれたのか判断に苦しむ。



エゴノキはまだ小さな蕾。



マルバウツギも一斉に咲きだした。



夕方には病院に行く予定があるので休まずひたすら下山する。



駐車場の木に丸い実がたくさんできている。

梅だと思うが、葉が少し違うような気がする。

今日は目的のハイノキを十分に楽しむことが出来た。

また、とっくに散っていると思っていたオンツツジが咲き誇っているのも見ることが出来た。

今年は本当に木の花が綺麗だ。





総歩行距離 12.5km

累計標高差 ±1,058m

総行動時間 6時間52分




里山倶楽部四国

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