夏の里山 大川原高原 2023年07月03日  
里山倶楽部四国編 

- 大川原高原 -

今日は天気が不安定な予報。

雨が降る前にと大川原高原へ。



紫陽花が満開となってきた。



昨夜雨が降ったのか紫陽花が鮮やかだ。



ガクアジサイも満開が近くなってきている。



カタツムリも久しぶりに見る。

焼け落ちた一軒茶屋跡が綺麗に整地されている。

これから再建工事が行われるのかな。



風車は全て止まっている。

良く見るとローターなどに赤錆様の汚れが広がっている。

潤滑オイルでも漏れたのかな。



まだヤマツツジが綺麗だ。

この白い花はなんだろう。



以前は紫陽花が一面に咲いていた谷間は全て枯れてしまった。

遊歩道の柵の周りにも綺麗に咲いていたのだが?



ノリウツギに蕾が出来ている。

シライトソウはまだ元気。



オオバヤシャブシとナナカマドの実。



牛さんが帰ってきている。

お久しぶり。



ヤマボウシは色が変わってきている。

シュンジュウギクは元気だ。



展望台に着く。



前回マムシが居たが、何方がマムシと書いてくれている。

みなさんが注意して噛まれることがなければよいのだが。



徳島市内方向はガスに覆われている。



高丸方向も霞んでいる。

何時ものように石仏にお参り。



シュンジュウギクとイヌトウバナ



アセビの古木が雨に濡れて趣がある。



旭ヶ丸山頂。

ヤマボウシが実になっている。

今年は真っ赤な実がたくさんなることだろう。



カマツカの実が大きくなった。



高丸山方向もガスの中。



階段道にもヒメシャラの花。



峠の広場にもヒメシャラが沢山咲いて、花弁が落ちていた。



おばこ峠に到着。

伯母子峠は高野参道の奥にもあるが、おばことは娘や乳母のことを指すらしい。

やはりお紋伝承から来ているのだろうか。



お紋の墓と言われてきた小さな石柱。

やっと読み方がわかった。

正面は「かんじやう」つまり灌頂ヶ滝を指す。

右側は「せうさんじ」焼山寺だ。

昔、この峠を超えて焼山寺や灌頂ヶ滝(慈眼寺)を行き来する道があったようだ。

修験道に由来するのだろうか。

昔は上勝・勝浦と神山・佐那河内の男女の出会いの場所だったそうだ。

仲人をする人が待機していて縁結びに忙しかったとか。

幼馴染同士だけの婚姻では弊害があるので、他の地域の新しい血を交換する必要があったのだろう。

古くに遡れば、粟の国と長の国との交流にも繋がっていたのかもしれない。

お紋の墓ではないようだが、墓石を道標にしている例もあるという。



クサアジサイに小さな蕾が出来ている。

今年はクサアジサイが多い。



ウワバミソウにも小さな蕾。



コウツギが咲いているが、まだ蕾が多いというのに花は赤茶けている。

去年は真っ白な花が咲いていたのに。



タツナミソウは殆どが散っている。



ヤマジノホトトギスの葉とコナスビ。



バイケイソウはまだ綺麗に咲いている。



高鉾山本峰に着くと、ヒメシャラがビッシリと咲いている。



満開の花に多くの蛾が蜜を求めて集っている。

この蛾たちのお陰で朝咲いた花が、その日のうちに受粉して夕方には花を散らすことが出来る。

一日花の受粉の様子がよくわかった。



稜線にはガスが上がってきて良い雰囲気だ。



風車もガスの中。



サルナシの実とウマノスズクサ。



実が沢山で来ているが、まだ蕾も多い。



小鳥たちが枯れ木に集まって何かを啄んでいる。

何かを咥えるとすぐに飛びたって行く。

子育てに忙しいようだ。



高鉾山に向かう。

アセビの実がピンクに色付いてきた。



ヤマツツジがまだ咲いていて落花が綺麗だ。



高鉾山で休憩して林道を引き返すとガスの中でヤマツツジが鮮やかだ。



イワガラミはもう茶色になっている。

ヤハズアジサイはまだ蕾。



古くてクズ寸前になっていた小屋が改装されて隣にプレハブ小屋ができている。

一軒茶屋の仮小屋だろう。

もう営業しているのかな。



紫陽花は綺麗だが天気が悪いので車は停まっていない。

何時の間にか大谷が31号ホームランを打っていた。

今年の大谷は一味違うなあ。

下り始めるとたくさんの車がやってきた。

雨がふらなければよいのだが。



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