春の里山 竜王山 2023年04月13日  
里山倶楽部四国編 

- 竜王山 三頭越 周回 ―

毎年、4月の中旬には数回竜王山を歩くことにしている。

竜王山でしか見ることが出来ないスミレやヤマシャクヤク。

そして、久保谷のイチリンソウなどが楽しみだ。

今年は、春の花の開花が早い。

例年より数日早いが歩いてみたいと思う。



川奥の杉王神社から出発。

此処には小学校があり、子供たちが25人も入って大杉の室で遊んでいたらしい。

樹齢800年の大杉は立派に残っているが、子供達の姿は見えない。



今年もユキモチソウがかわいくて美味しそうな花を咲かせている。



ミツバツツジも例年のように咲いている。



明治17年の石仏とセトウチウンゼンツツジ。



ヤマブキもいつもの処に咲いている。



尺善さんのお墓と明治17年の石仏。

昔は此処に村の入口の門があったらしい。

地図には、斜面をショートカットする道が書かれているが、もう通行はできないようだ。



スカンポとヒメオドリコソウ。



フジとアケビの花。

毎年同じ所に同じ様に咲いて私達を迎えてくれる。



晴れだが黄砂で少し霞んでいる。

景色は変わらないが、住む人は毎年少なくなって空き家が増えている。

綺麗に手入れされていた畑も草ボウボウ。



真っ赤な桃の花と春キャベツの植えられた畑。

土壁の農家が香川県らしい。



ベニカナメモチの大木に花が満開。



既に他の桜は散っているが、牡丹桜が満開だ。



ドウダンツツジはまだ蕾。



シャガの花が咲き誇っている。



平家の落ち武者がこの横畑に落ち延びてきて定住したらしい。



地神さんは、今年も祀られたらしい。

本家の徳島では、忘れられている所も多いというのに徳島から嫁に来た人達は故郷を忘れていない。



フデリンドウはまだ蕾。



ミヤマウズラの葉が出てきていた。



シュンランが今年もまた咲いてくれた。



咲き始めたばかりの花もある。



竜王山の電波塔が見えている。



道端の草は綺麗に刈られているのに、山の神様や道祖神の祠は草に埋もれている。

草を買った人は気が付かなかったのかな?



なんと最奥の農家が全焼している。

去年はまだ人が住んでいたのに。

焼け焦げた匂いがしているので最近火事があったのかも。



例年遅くに咲く白い桜とボタン桜がまだ綺麗に咲いている。



自然道を登って行く。



ヤブレガサが顔を出している。



この道は地味にキツイ。

テイショウソウの葉が一杯。



ヤマシャクヤクはまだ蕾。

弾けかけた蕾も沢山有るので来週辺りには一斉に咲くことだろう。



期待して来たヒナスミレは昨夜の雨でヘナっとしている。



せっかく楽しみにしてきたのに残念だなあ。



ホウチャクソウは小さな蕾。



車道に飛び出る。



ウリカエデの花だろうか。

葉が三裂していないが?



斜面にはヤマルリソウが群生している。



標高が高いためかヤマザクラがまだ綺麗だ。



ヤドリギが沢山付いている。

花はもう散ったようだ。



リョウブの若葉が陽に輝いている。



色の濃いスミレはアカネスミレだろうか。

それともアケボノスミレだろうか。



ミツバツツジも綺麗だ。



アカネスミレは花が閉じている。

ヒゴスミレは咲き始めたばかり。



竜王峠の石碑に腰を掛けて栗まんじゅうで一息入れる。



白い桜がまだ咲いている。

阿波竜王山に向けて出発



ナガバノモミジイチゴとアカネスミレ。



電波塔から下っていく。



小さなスミレ、ニョイスミレが咲いている。

よく似たフモトスミレは茎が赤いが、ニョイスミレは緑。



阿波竜王山への急坂を踏ん張り登る。



阿波竜王山到着。



ダケカンバに若葉が出来ている。



高松方向も剣山方向も黄砂で真っ白。



ツクバキンモンソウも例年のように咲いている。



車道を引き返すとタチツボスミレやアカネスミレが咲き誇っている。



ケスハマソウも一面に咲いている。



竜王峠から三頭越に迎う。



一等三角点のピークから寒風峠に降りていく。



丁度12時。

寒風峠のベンチで昼食。



食後、アップダウンを進む。



3つ目のピークに踏ん張って登って一休み。



コルクの木、アベマキの並ぶ道にはイチヤクソウの新芽が出ている。



ウグイスカグラの可愛い花。



やっと辿り着いた最後のピーク。



三角点と図根三角点がある。



急斜面を下っていると、外人の三人組が登ってきた。

お父さんと兄妹かな。

お父さんやお兄さんの足も長いが、娘さんのスタイルの素晴らしいこと。

道の駅から登ってきて阿波竜王山まで登って横畑経由で周回する予定だとか。

4時間を予定しているとか。

私達なら倍の時間がかかる。



三頭越に着く。



なんと、三頭越のベンチには昔乙女さん達が座っていた。

桂の木から山菜採りで回ってきたらしい。

ずいぶんと久しぶり。

ファガスの森でお会いして以来かな。



暫くお話してお先に谷に向かう。

ニワトコの花が咲いている。



ヤマルリソウやニリンソウが満開。



ニリンソウとイチリンソウが競い合うように咲いている。



アワコバイモには大きな実が出来ている。



次から次へと切れ目なく咲いている。



花弁が4つと5つのイチリンソウ。



ヒトリシズカも咲いている。



裏がピンクのイチリンソウ。



ハシリドコロの花。



裏がピンクのイチリンソウの集団。



ユキワリイチゲの花の名残。

二輪咲いてニリンソウ。



若葉が綺麗だ。

チャルメルソウもいつものところに。



昨日の雨で、水量が増えている。

滑らないように慎重に。

ウワバミソウも咲いている。



登山口に降りてきた。



ここから長い車道の登り返し。



杉王神社に返ってくると、丁度先程お会いした外人の家族が降りてきた。

やはり、足が長いだけあって早いなあ。

今日は毎年恒例の竜王山を歩くことが出来た。

期待していた花たちにも会うことが出来た。

今月中にもう一度来てヤマシャクヤクの咲いているのにも出会いたい。







総歩行距離 14.3km

累計標高差 ±1,186m

総行動時間 8間21分




里山倶楽部四国

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