冬の里山 焼山寺山 2024年01月01日  
里山倶楽部四国編 

- 焼山寺山 奥の院 -

今年も、焼山寺山に初詣の山歩き。



左右内谷川のスペースに駐車して出発。

西の空に下弦の月が残っている。

飛行機がスーッと通り過ぎていった。



黒口神社に初詣。



三叉の蕾とマユミの実

農家の男性からお声がけいただいた。

以前何回か正月にお会いしてご家族と一緒に焼山寺をお参りした事がある。

最初にお会いした時、可愛い二人のお嬢さんが、焼山寺のブランコに大喜びで遊んでいたことが思い出される。

あの小さかったお姉さんが、もう30歳となって結婚し二人もお子さんがいるらしい。

ついこの前のようなのに年月の過ぎるのは早い。



5年ほど前までは祀られていたおフナトさんはもう祀られていない。

今年もタチツボスミレがたくさん咲いていた。



製材所の木材置き場がきれいになっている。

鍋岩荘は今年も営業はしていないようだ。



農家には沢山の干し柿。



鍋岩に着く。

橋の手前のおフナトさんは昨年は祀られていたが今年は祀られていない。



田中食堂も休業のようだ。



残された空海の道を登っていく。



シュロの木に実が出来ていた。

昔は桃源郷と呼ばれた梅園を過ぎると杖杉庵。



地蔵堂にお参り。



衛門三郎の供養塔。



車道から離れて参拝路を行く。

大師像にご挨拶。



馬車道を行くと遍路墓。



二回車道を横切る。



山城のような焼山寺に着く。



緑色片岩や紅簾片岩の立派な石段を登っていく。



焼山寺の山門をくぐる。

鐘楼の下のブランコ。

二人の姉妹が大喜びで遊んでいたことが、まだ瞼に残っている。



まずは鐘楼で一突き。



十二社神社にもお参り。



本堂や太子堂にもお参りして今年の平穏をお願いする。



日だまりでコーヒー休憩。



焼山寺山頂上に向かう。

三本の大杉は今年も元気でツヤツヤとしている。



蛇封じの大岩。



宇宙戦艦ヤマト岩をすぎて、竜王屈の分岐を右折すると急な山道となる。



杖立権現にお参り。



雲早山は霧氷で真っ白。

高城山は厚い雲の中。



砥石権現の山頂下に岳人の森が見える。



焼山寺山頂上着。



焼山寺奥の院にお参り。



右端は東宮山。

正面の剣山は雲の中。

きっと霧氷が沢山着いているだろう。



寒いのでコーヒーだけ飲んで下山。

年末に買ったストックはカーボン製で軽い。



今年も大杉に元気をもらった。

私達がこの世から消え去ってしまっても、まだ何百年も生き続けることだろう。



焼山寺まで帰ってきて日だまりの床几に座って昼食。



若い男性がやってきて屋根を熱心に眺めている。

階段の裏なども覗き込んでいる。

お寺の建物に興味があるようだ。

私も屋根を見てみると、五三の桐と十六葉の菊の紋だ。

十六葉の菊の紋は皇室が使用する紋。

祈願所にも使用される。

焼山寺は鎌倉時代の終わりには後醍醐天皇が勅願所にしたため十六葉菊の紋が使用されているのだろう。



食後帰ることにする。

梅の蕾が少し膨らんでいる。



自転車でお参りする人もいる。

杖杉庵に帰ってきた。



にぎやかな声がすると思ったら先程の若い男性達が降りてきた。

お聞きすると鍋岩の遍路宿「すだち庵」の大将とスタッフの人達だとのこと。

先程の青年は改装を手伝ってくれている大工さんらしい。

道理で建物を詳しく見ていたはずだ。



鍋岩まで返ってくると、先程の大将と呼ばれていた男性がお迎えしてくれた。

ワザワザ私達を待っていてくれたらしい。

コーヒーでも飲んでいきませんかとお誘いを受けたので、お言葉に甘えることにする。



前から気になっていたが、3年前に以前の経営者から引き継いだらしい。

右奥の白い建物が宿舎らしい。



大工の青年と滋賀からやってこられたお遍路さんと一緒にコーヒーを御馳走になる。



滋賀から来られたお遍路さんが描いたスタッフの絵。

歩き遍路の方は是非この宿を利用してくださいね。

随分と話し込んでから失礼する。

どうもごちそうさまでした。

今年も恒例の焼山寺の初詣山歩きをすることができた。

これで、今年一年健康で山歩きが続けることができるだろう。







総歩行距離 11.3km

累計標高差 ±901m

総行動時間 6時間30分




里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください