冬の里山 太龍寺山 2023年12月08日  
里山倶楽部四国編 

- 太龍寺山 -

太龍寺の紅葉はもう終わっただろうか?

天気も良いのでのんびりと遍路道を歩いてみよう。



加茂谷川の新しい堤防に、大きな駐車場が出来ていた。

これで、気兼ねなく車を停めて太龍寺のお参りができる。



宮の前遺跡の看板。

日本最古級の鍛冶遺跡だそうだ。



電線に雀が。

双汰くんが出迎えてくれた。



新しい看板ができていた。

すごく凝って立派だ。



水掛け不動様にお参り。



一宿寺の境内から出発。



無縁墓が多く祀られている。



南北朝時代の丁石。

鶴林寺道の丁石と全く同じだ。



お寺の標高は400m位なのに距離は長い。



歩き初めは急坂だ。

留守になった観音様の石室が残っている。



大木は、樫か椎かな。



昔はみかん畑だったのか?

石垣の道を行くと竹林の道となる。



三十五丁の丁石。



三十三丁。

コナラの黄葉が綺麗だ。



石室と三十三丁の丁石



コナラのドングリが多い。



やっと緩やかな道となり、ベンチが置いてある。

お腹が空いてきたのでコーヒーとバナナで一休憩。



ここからお太師さんが鶴林寺まで飛んでいったと言われる石仏。



鶴林寺の鉄塔がかすかに輝いている。

鶴林寺の右奥には大川原の風車群が。



鉄塔をズームアップ。



石灰岩の採石場跡。



絶景ポイントへ行ってみる。



はるか阿南の街が見える。



石灰岩のゴロゴロ道。



弘法大師が叩き割ったと言うが。



ゲンコツ跡??



平らな杉林の中の道となる。



キジョランが生えているが、アサギマダラの幼虫は居なかった。



あと2.5キロメートル。



遍路墓



心臓手術後は脈拍が120を越さないように気をつけて歩いている。

緩やかな道なので100くらいで安定している。



ルンルンで進む。



数本の杉がひっついて生えている。



古木が見えてくると車道に出る。



太龍寺道との合流点。

右へ行くと鶴林寺。



古い石仏が祀られている。



コンクリートの道は急なのでお参りしながら登る。



本堂まで三丁の所に仁王門。



仁王門と経堂。



護摩堂。



本坊



龍天井



納経所。



晴れてきて大イチョウが輝き出した。



犬を連れた男性がハーハーゼイゼイ言いながらやってきた。

平等寺近くからやってきたらしい。

帰りはいわや道を帰るとか。



賑やかな声がして大勢の中国の若者達がやってきた。



鐘楼門で鐘を一突き。



鶴林寺の覗き窓。



鶴林寺の三重塔と鉄塔が見える。



中興堂



太師堂にお参り。



太子堂裏の御影堂にお参りして、厄除けの御札500円を2個購入。



多宝塔






本堂



本堂にお参り。



ロープウェイ駅に降りていく。



太龍寺山に向かうとイイギリの赤い実が見事だ。



黄葉した葉が残っているイイギリもあった。



急坂をミニ八十八ヶ所をお参りしながら登る。



不動明王などの祠が並んでいる。



舎心ヶ嶽 大師像



阿南の街とロープウェイ駅



いわや道に向かう。



途中から右に入る。



二十三丁の丁石



ほんの少しだが急な上り。



左 しゃしんがたけ 右 平等寺の道標



古い石段脇を登ると太龍寺山山頂。



ロープウェイが眼下。



山頂標識。



お馴染み砥部テックの標識。



補陀落山 観音堂跡。



大きな音がしてゴンドラが登ってきて通り過ぎた。



山頂は寒いので、ロープウェイ駅のベンチで昼食。



食後帰ることにする。



手作りのベンチが並んでいる。



太龍寺道を降りる。

四国の道となっているので疑似木の階段道だ。



この道は江戸時代に造られたので舟形丁石が並んでいる。

歩き遍路の娘さんが降りてきた。

誰とも出会わなかったので少し心細かったとのこと。



昔は村落があったのか墓地がある。



石垣の上には立派な家が残っている。



10数年前は家があり、道もはっきりとしていたのだか。



ここからはコンクリート道。



新しいベンチもある。



石積みの蜜柑畑跡に出る。



若杉山遺跡前を通る。



辰砂採掘跡は対岸の石垣の上。



正体不明の石灰岩の洞穴跡。



石仏が祀られている。



立派なお墓や住宅があるが人気はない。



遺跡まで軽四でも通行できるようになればよいのに。





道標。



地図



水井橋へは行かずに右へと山際の道を行く。

立派な家が多いが、人気がない。



蛭子神社で一休み。



地神塔もある。



登山の服装をした女性二人連れが急ぎ足で通り過ぎた。

私達と逆に回っているのかな。



中学生が元気に挨拶して通り過ぎていった。

那賀川の流れが綺麗だ。



舗装路歩きが嫌になった頃、十八女大橋に着く。



軽四のお年寄りが話しかけてきた。

私達が道を間違えたのではと心配になったらしい。

新しい土手上の道を行くように勧められる。



加茂宮ノ前遺跡の看板

この土手の下に遺跡があるらしい。

成28年度から開始した発掘調査では、

弥生時代中期後半から古墳時代前期初頭(紀元前1世紀から紀元後3世紀)の竪穴住居より、

国内最古級の鉄器の生産を行った鍛冶炉が複数確認できた。

加えて、縄文時代後期から弥生時代中期の集落において国内最大規模の水銀朱を生産していたことが発見されている。




堤防上を歩き駐車場所に帰ってきた。

ちょうど17時。

今日は久しぶりに太龍寺の遍路道を歩くことが出来た。

今年ももう僅かだなあ。





総歩行距離 15.9キロメートル

累計標高差 ±1,148m

総行動時間 8時間17分




里山倶楽部四国

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