- 高城山 -
高城山にキッコウハグマが咲く頃だ。
キッコウハグマは、徳島の里山には多く生息している。
しかし、閉鎖花が多く中々美しく咲く花に出会うことは少ない。
その中で、高城山と中津峰のキッコウハグマは花が多く開く。
中津峰山に咲くのはもう少し後だが、標高が高い高城山ではもう咲いているかもしれない。
天気予報では一日中快晴の予定。
しかし、岳人の森まで来ると雲早山は深い雲の中。
ファガスの森まで来ると休みのはずなのに車がいっぱい。
ちょうど大西さんが出てきたので暫く足のケガのことなどお聞きする。
膝の靭帯が切れて大変な手術だったようだ。
無事回復しているようだがお大事に。
平井さんにもご挨拶して出発。
作業小屋は益々老巧化が進んでいる。
登り始めるとシロモジの実が弾けて沢山落ちている。
登山口のキッコウハグマはまだ蕾。
暫く登ると咲いていました。
可愛いキッコウハグマの花。
ガスが暗くて中々うまく撮影できない。
アサマリンドウもところどころに咲いている。
ブナはまだホンノリと色付き始めたところ。
シロモジの弾けた実。
相変わらず晴れないが、ガスの中を歩くのもまた雰囲気が良い。
岩場には新しいロープが設置されていた。
右側が大きく崩壊した尾根に着く。
キッコウハグマが一面に咲き誇っている。
こんなに沢山咲いているのを見るのは初めてだ。
ドウダンツツジが色付き始めている。
ナナカマドが少し色付き始めて実がたくさん落ちている。
真っ赤に紅葉しているドウダンツツジもあった。
珊瑚のようなクマノミズキの花柄。
シャクナゲ尾根に来ると花の跡が沢山残っている。
今年は見事に咲いたようだ。
何時ものブナの倒木で一休憩。
ブナの赤ちゃんが紅葉し始めている。
この小さな葉も、冬には全て散ってまた春に芽を出すことが不思議だ。
根性を入れて急斜面に取り掛かる。
ガスで地面が濡れて滑りやすい。
おまけに真っ赤な落ち葉の下に木の根が隠れていて滑りやすいので気をつけて登る。
登り切ると何時もなら素晴らしい眺望のご褒美が待っていてくれるのだが、今日は全く眺望なし。
高城山頂上着。
頂上のカエデが色付き始めている。
景色も見えないので早々に下山開始。
ナナカマドに実が残っている。
ナナカマドに付いた水滴が綺麗だ。
色付き始めたテンニンソウの中を下る。
ミゾホウズキが今頃咲いている。
フシグロセンノウやバライチゴの実。
ブナが綺麗に紅葉するのはもう少し後かな。
所々にフシグロセンノウの花と蕾。
テンニンソウの実が海底からニョロニョロと立つチンアナゴのようだ。
僅かに残ったシコクブシの花と実。
今年はシコクブシの花も多かったようだ。
例年なら草紅葉が綺麗なんだが、今年は少し遅れているようだ。
登山道は最近歩く人が少ないのか消えてしまっている。
ガスが少し上がってきたようだが、稜線はガスっていてどちらに降りたら良いのか全く見えない。
何十回も歩いているので、なんとなく方向はわかるが、慣れない人だと降りる方向がわからないかもしれない。
やっと鉄塔が見えてきて道が間違っていなかったことがわかる。
大岩を回って狭いトラバース道を降りていく。
濡れた木の根に気を付けなければと慎重に進む。
しかし、オトギリソウを写していて次の一歩が木の根を踏んで横滑りに足を取られた。
思いっきりスッテンと転んだが、幸い崖下には落ちなかった。
危ない危ない。
慎重に傷んだ階段道をスーパー林道に降りる。
マユミの古木のアオベンケイが紅葉し始めている。
今年も出会うことが出来て嬉しい。
また来年も出会うことが出来ますように。
例年なら真っ赤に紅葉しているアケボノツツジもまだ紅葉が進んでいない。
林道の擁壁にはアサマリンドウが咲き誇っている。
もみじの紅葉が始まっていて綺麗だ。
真っ赤な紅葉も素晴らしいが、淡く色付き始めた紅葉も素晴らしい。
真っ赤に色付くころにもう一度来たいなあ。
この木も綺麗だろうなあ。
少し色付きが進んでいる木もある。
ウリハダカエデは既に真っ赤。
シロモジの黄色とドウダンツツジの赤が綺麗だ。
ミツバツツジが色付き始めている。
ナナカマド
真っ赤な蔦とヤマシロギク。
南高城山のアケボノツツジが真っ赤に紅葉している。
シロモジの黄葉も綺麗だ。
レーダードームの小屋前でコーヒーブレイク。
看板が新しくなっていた。
ミヤマザクラの黄葉が真っ赤。
ライダーが次々と通り過ぎていく。
ジンジソウが咲き誇っている。
中には赤い実になっているのもある。
崩落していた道路の復旧作業が進んでいた。
擁壁やガードレールの工事はまだ完了していないが通行するには支障がない。
昼過ぎだと言うのに気温が下がってきて寒い。
これからの山歩きは冬装備の準備が必要だなあ。
里山倶楽部四国
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