春の里山 砥石権現 2023年05月03日  
里山倶楽部四国編 

- 砥石権現 ―

行きたい山が多すぎて迷ってしまう。

毎年行っている砥石権現のアケボノの開花が早いようだ。

久しぶりにファガスの森に向かう。



ファガスの森に着くと大勢がキャンプをしている。

平井さんに挨拶してから出発。



ファガスの森裏から登っていく。

ブナの赤ちゃんが育っている。

小さいけれど4歳くらいだろう。



カエデなどもたくさん芽生えている。



ミツバツツジが綺麗に咲いているがまだ日が差していないので鮮やかに見えない。

大きなヒメシャラの間を登っていく。



それにしても急坂だ。



小さな命が育っている。



大きなブナが目一杯根を広げている。

山に生えるブナは土壌が浅くて下は岩なので根が浅い。

そのため根を大きく広げるが、それでも一気に倒れてしまうことがある。



高城山に日が昇ってきてミツバツツジやシロモジが輝き出す。



樹木の間から一ノ森、剣山が見える。

ゴールデンウィークなので、登山者であふれているだろう。

シコクバイカオウレンを見に行く人も多いんだろうなあ。



尾根を行くとカラマツの若葉が綺麗だ。



ブナの実生が芽生えている。

1457mのピークには西砥石権現と書かれた標石が置いてあった。



オオカメノキは花が開き始めたばかり。



シハイスミレの濃いピングの花がよく目立つ。

花をつけているのはイタヤカエデだろうか。



樹木の間に高城山のレーダードームが見えている。



ブナの向こうにミツバツツジ。

ヒメシャラの幹が光っている。



苔むした岩の向こうにミツバツツジ。

リョウブの若葉も綺麗だ。



苔むした登山道を歩くのは気持ちが良い。



朝、雲早トンネルの所で見かけた男性グループがやってきた。

走って来たのだろうか随分と早いなあ。

これから高城山まで周回するそうだ。

ファガスの森から鹿舞ダキ山まで行って、引き返してから高城山までピストンしたのは随分と前だなあ。

今ではそんな元気はない。



また一人男性がやってきた。

やはり雲早トンネルから登ってきたようだ。



正善山から八面山などの木屋平の山並みを眺めていると目の前にウリハダカエデが群生している。

よく見ると山の斜面一面に密集して生えている。

こんなに密集していて大きくなったらどんなになるんだろうか。

自然淘汰されるのかな。



ブナの林の中を下っていくのは気持ちが良い。



岩場からミツバツツジを眺める。



標高が下がるとウリハダカエデに若葉が展開し始めている。



小さな白いスミレはフモトスミレ。

綱を張って保護しているユキザサが花芽を出している。



ブナの実生とブナの古木その奥にシロモジ



ブナの根本にはワチガイソウ。



シコクブシの葉が増えている。

エイザンスミレの花の後。



赤く見えるのはカマツカの葉。



シロモジの若葉が展開している。



ブナの若葉が綺麗だ。



ブナの根本には変わったキノコ。



山の小人が住んでいるようなヒメシャラのムロ。

命尽きて倒れたブナも。



立派なブナも根本は腐ってきている。

大風が吹いたら何時倒れてもおかしくない。



カタクリの花が現れてくるが、盛りを過ぎている。

大きなブナの倒木。



オオカメノキの花が一斉に開き始めている。

ピンクのツブツブが混じっていて可愛い。

亀の甲羅に似ているという葉っぱの特徴がよく分かる。



エンレイソウとヤマシャクの葉。



ミツバツツジが鮮やかだ。



カマツカの葉とアセビの若葉。



苔むした岩の向こうにミツバツツジ。



捻くれたブナ

砥石権現への登りは結構キツイ。

ミツバツツジが慰めてくれる。



稜線に乗ると濃いピンクのカタクリが出迎えてくれた。



登るに連れてカタクリの花が多くなる。



かわいいなあ。

思わず座り込んで何枚も撮影する。



踊りだすようなカタクリの花。



砥石権現頂上にも一面にカタクリの花が。

今年は花が多いなあ。



上のアケボノポイントではちょうど花の盛り。



見事だなあ。

古くからのアケボノの木が倒れてから、寂しくなっていたが、また新しい木に多くの花が咲きだした。



下のアケボノ岩のアケボノもまあまあ咲いている。



岳人の森から登ってこられた三人組からホームページ見ていますよとお声がけいただいた。

ありがとうございます。

最近はyamp等が主流となってきて、ホームページを見てくれている人が少なくなってきた。

一時は一日に1,000人位が訪問してくれていたが、最近では300人位だ。

それでも見続けてくれている人がいることは嬉しい。

そう言えば、ホームページを開設してから今年で20年になる。

20年記念の登山をしようと里山仲間と約束していたがどうなったのだろうか。



鹿舞ダキ山に着く。

森の妖精さんも一年ぶり。



ナツツバキの樹の下で昼食。

食後のコーヒーを楽しんでいたら、章さんがやってきた。

いつもの女性も一緒た。

お久しぶりです。

同じエクストレイルに乗っていたが、私の車と同じく足回りと燃料計が壊れて買い替えたそうだ。

私は30万円もかけて車検時に修理したが、やはり買い替えたら良かったかなあ。



帰りに、ブナのヤシャビシャクの花を探す。

何本かのブナの大木に咲いていました。

びっしりと咲いているのに驚く。



またカタクリの花を楽しみながら砥石権現に登り返す。



オオカメノキが綺麗だ。

頂上下で食事中の家族連れからお声掛けいただいた。

大川原高原でお会いした方だった。



砥石権現には誰もいない。



砥石権現から徳島の街を眺める。

霞んではいるが眉山の山裾の徳島市街が見える。

そして右に津田山。

その手前に文化の森縦走路も見える。

やはり徳島市街からも砥石権現が見えるはずだ。



堂の窪から林道に向けて降りていく。

ブナやカエデの若葉が綺麗だ。



緑のシャワーが心地よい。



ブナの若葉の透過光は目に優しい。



ヤマシャクヤクが咲き始めている。

ベンチに座ってコーヒーを楽しみながら緑のシャワーを浴びる。



休憩後、またヤマシャクヤクを楽しみながら下っていくと先程の家族連れが降りてきた。



グリム童話に出てくるようなヒコバエの生えた切り株。



花が咲いている若葉はなんの木かな?



沢沿いにはシロバナネコノメソウとコミヤマカタバミ。



ジロボウエンゴサクとミツバテンナンショウ。



林道をファガスの森へと向かうと、滝のように水が流れ落ちている。



次々とライダーが通り過ぎていく。

車も多いので砂埃が多い。

マスクを付けて歩いて行く。



ファガスの森に着くとテントが増えていた。

先程の家族もテントを張っていた。

今日はテント泊をするのかな。



ファガスの森に寄ってコーヒー&ケーキを頼もうとしたら売り切れだった。

昼食済みだが、二人で山菜そばを食べる。

山菜がてんこ盛り入っていて美味しかった。

帰りの車道では次々と県外車がやって来る。

すれ違いに苦労しながら下っていくが、こんなに多くの県外車は何処に行くのかなあ。

岳人の森やファガスの森は満員になるだろう。

今日は、沢山の人にお会いできたし、アケボノやカタクリの花にも出会うことが出来た。

これからのゴールデンウィークどこに行こうかな。





総歩行距離 9.14km

累計標高差 ±792m

総行動時間 6時間21分




里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください